右から渚の遠投師遠投カゴL-18号、3Dプリンター自作カゴ、VIPカゴL15-18号

 

カゴのデザイン

3Dプリンター自作カゴですが、愛用していたVIPカゴを元に作成しました。長さと直径は寸法があっていますが、他の部分は適当です。

ただVIPカゴであったカゴの下部分のオモリが外れる不具合を解消する為、ワッシャー32mm直径8gをカゴの下部分に内臓しています。(ずれないように上の蓋にはめ、下の部分で動かないように乗せています)

またカゴ上部のステンレス芯を通すパイプ部分が折れる事があった為、直径9mm程度に増強し、折れる事が無いようにしました。

(写真は新型のカゴで別物です)

改造点はそんな所で、ほぼVIP社と同様のカゴになっているかと思います。(パイプ部分を補強した為、コマセの容量が若干少なくなったのと、材質がABSの為3g程重くなっています)

上部の穴は水抜きの為、中心部に近くしていますが、コマセの汁がコマセを入れる時に落ちやすいと思いましたが、びちょびちょのコマセを使わない限り何も変わりませんでした。

 

3Dプリンターでのカゴ作成方法

作成方法を簡単に記載しますが、以下の手順になります。

1.3D CADでデザイン(フリーソフトのAUTODESK 123D DESIGNを使っています)

(2017年3月31日で終了したようです)

正規のサイトでは終わりましたがDownload出来るサイトがありました。(2018年2月3日)

カゴ上部(右は下から)

カゴ蓋部分(右は正面から)

カゴ下部ー向きは逆向き(これにワッシャー入れ、蓋部分と接着します)

3Dプリンターについて

2.出来上がったものをstlファイルで保存、stlファイルをXYZWareのソフト(3DプリンターはXYZ社のダヴィンチ1.0を使っています)で3wファイルにスライサーし(プリント用のファイルになります)印刷します。

3.出来上がった物の要らない付属物(土台など)を取り除き、土台部分などをヤスリで削ります。

(写真は新型のカゴで別物です)

4.紙やすりで成形物の凸凹部分をなるべく均一にします。

5.アセトンを積載方向と直角に筆塗りし、強度を高めてプラスチック部分は完成です。(ソフトクリームのように横方向に回りながら積み重ねていくので縦方向に筆塗りします)

アセトンの筆塗りでテカテカになりますが、実釣している内にテカリは無くなります、強度は変わりません。※ アセトンで溶かすと強度が増すばかりか(やらないと脆いです)、上のカゴが水に浮くようになるので丁寧に積載痕を溶かしていく必要があります。

6.出来上がったカゴの上部、カゴの下部とそれに接着する蓋(ワッシャーを内臓させます)を組み上げて完成になります。熱(ガスコンロ)で加工したステンレス棒(1.8mm)にプラスチックカゴ上部、接着した下部と写真青のシリコンゴムと12号丸オモリを組み上げます。ステンレス棒をくの字に曲げて丸オモリに食い込むようにし、トンカチで叩いて抜けないようにします。

 

ガスコンロでステンレス棒を曲げます

ペンチでくの字に曲げたステンレス棒をトンカチで叩いて錘の中にめり込ませます

めり込ませた後はこうなります

こちら側もトンカチで叩きます。(抜け防止の為)

完成品(写真上は新型のチョロ撒きカゴで下はドバ撒きカゴです)

 

実釣での3Dプリンターカゴの強度

さて実釣での強度ですが、多少雑に扱ってもプラスティック(ABS)部分は割れませんでした。岩にぶつかりながらリールを巻いてカゴを回収しても傷が少し付くくらいです。

1年以上使ってみて壊れたのは、間違えて踏んでしまった時(全体重が乗りました)、と投げる時にベールが返ってしまって岩に叩きつけてしまった時だけです。カゴは2mmの厚さにしているので簡単には壊れないようです。

また半年以上使用しても劣化は見られませんでした。

 

3Dプリンター自体の値段が高いのですが、私のカゴの部材は電気代を計算しても500円くらいです。元を取るには難しいのですが、自分用のカゴが作成出来ます。オリジナルカゴを作成してみては如何でしょうか?